湿気で髪が広がる本当の理由と、松本の美容師が伝える対策
ストレート / サロンの実例から
「梅雨に入ってから、朝セットしても昼には広がってるんです」
6月から9月くらいまで、このご相談を本当によく聞きます。松本は盆地なので、朝晩は涼しいのに日中はムワッとする日がありますよね。あの温度と湿度の差が、髪にはけっこう効いてくるんです。
僕のお店でも、この時期は「広がりをなんとかしたい」というご相談が一気に増えます。今日は、なぜ湿気で髪が広がるのか、家でできることは何か、それでも難しいときの選択肢は何か。この3つを順番に整理してみますね。
湿気で広がるのは、髪が水分を吸うから
髪の毛は、空気中の水分を吸ったり手放したりしています。スポンジに近い性質、とイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
湿度が高い日は、髪が水分を吸ってわずかにふくらみます。このとき、髪の内部の状態が均一でない方ほど、ふくらみ方に差が出ます。1本の髪の中で片側だけ多く水を含むと、その部分が曲がる。これが「湿気でうねる」「広がる」の正体です。
つまり、広がりやすい方はセットが下手なわけではないんですよね。もともとの髪の性質と、その日の空気の状態の掛け算です。ここを知っておくだけでも、朝の気持ちが少し楽になると思います。
広がり方には、大きく2つのタイプがあります
- くせタイプ:根元から波打つ。髪をぬらすと形がはっきり出る。梳かれすぎた部分がとくに膨らむ
- 乾燥・ダメージタイプ:毛先だけパサッと膨らむ。カラーやブリーチ、アイロンを繰り返している
両方が混ざっている方もかなり多いです。「ずっとくせ毛だと思っていたら、実は乾燥で広がっていた」というケースも珍しくありません。
このタイプによって、打つ手がまるっきり変わります。だから最初の見極めが大事なんです。
家でできることは、乾かし方でだいぶ変わります
特別な道具がなくても、順番を変えるだけで手触りが変わる方は多いです。
まず根元から乾かす
タオルドライのあと、最初に根元へ風を当てます。根元が濡れたままだと、そこが乾いていく過程でくせが出やすくなります。手ぐしで根元を左右に振りながら、地肌に風を届けるイメージで。
8割ほど乾いたら、風を上から下へ
毛先までいっぺんに乾かそうとせず、8割ほど乾いた段階で風の向きを上から下に切り替えます。表面の毛流れがそろって、光の反射が落ち着いて見えます。
最後に冷風を数十秒
髪は冷めるときに形が決まりやすい性質があります。仕上げに冷風を当てておくと、その形が保たれやすくなります。ここを飛ばす方が多いんですが、10〜30秒でいいので試してみてください。
洗い流さないトリートメントは半乾きで
完全に乾いた髪につけるより、タオルドライ後の半乾きの状態でなじませたほうが均一に広がります。オイルは表面をコーティングして手触りを整えるもので、髪質そのものを変えるものではありません。つけすぎると重くなるので、ショートなら1プッシュ、ロングでも2プッシュくらいから様子を見るのがおすすめです。
それでも毎朝つらいなら、施術という選択肢もあります
上の対策をやっても「朝の30分が消える」という状態が続くなら、縮毛矯正やストレート系のメニューを検討してもいいと思います。薬剤と熱で髪の形を整えて、湿度の影響を受けにくい状態にしていく施術です。
もちは個人差が大きいです。伸ばした部分はそのままですが、新しく生えてくる根元にはくせが出ます。3〜6ヶ月くらいで気になり始める方が多い、という感覚ですね。
僕のお店では「全体をまっすぐにする」のではなく、「広がりだけ抑えて、動きは残す」という強さの調整をよくやります。前髪だけ、顔まわりだけ、という部分的なやり方もあります。ぺたんこになるのが不安な方は、そのあたりも含めて一度相談してもらえたらと思います。
まとめ
湿気で髪が広がるのは、髪が水分を吸ってふくらむからです。気合いやセンスの問題ではないんですよね。
まずは自分がくせタイプなのか乾燥タイプなのかを知ること。そのうえで乾かし方の順番を整えること。それでも毎朝しんどいなら、施術で土台から楽にする方法もあります。
湿気の季節は長いので、無理に毎日完璧を目指さなくていいと思います。「今日は結んでもいいや」の日があっていいんです。自分の髪がどちらのタイプなのか気になったら、いつも担当してくれている美容師さんに聞いてみてくださいね。
このテーマをもう少し詳しく知りたい方は、ストレートパーマと縮毛矯正の違いと選び方を美容師が解説しますと梓川で縮毛矯正を考えている方へ、美容師が正直に話しますも参考にしてください。