前髪だけ縮毛矯正ってできますか?やる前に知っておきたいこと
縮毛矯正 / サロンの実例から
「全体はいらないんですけど、前髪だけどうにかなりませんか」
これ、僕のお店でも本当によく聞かれます。とくに梅雨から夏にかけて、朝せっかく伸ばした前髪が昼にはうねってしまう、という相談が増えるんですよね。
結論から言うと、前髪だけの縮毛矯正はできます。ただ、全体にかけるのとは違う注意点がいくつかあります。今日はそのあたりを、正直なところも含めてお話ししますね。
前髪だけかけられるのは、なぜ?
縮毛矯正は、薬剤とアイロンの熱で髪の形をまっすぐな状態に固定していく施術です。かける範囲は美容師が塗り分けられるので、前髪だけ、顔まわりだけ、といった部分的な施術も可能なんです。
前髪は面積が小さいぶん、施術時間も短めです。お店にもよりますが、40分から1時間くらいで終わることが多いと思います。全体をかけると3時間前後になることもあるので、そこは大きな違いですね。
料金も全体より抑えられるので、「まずは気になるところだけ試したい」という方には入りやすい選択だと思います。
前髪だけが向いている人・そうでもない人
向いているのは、こんな方です。
- 全体のくせはそこまで気にならないけれど、前髪だけ朝うまくまとまらない
- 分け目のところがぱっくり割れて、根元から浮いてしまう
- 汗や湿気で前髪だけ真っ先にうねる
- 毎朝アイロンを当てる時間を減らしたい
逆に、あまりおすすめしにくいのはこういう場合です。
全体のくせがしっかり強い方だと、前髪だけまっすぐになることで、周りとの差が出て違和感につながることがあります。境目が目立ってしまうんですね。この場合は顔まわりまで範囲を広げるか、いっそ全体で考えたほうがバランスが取りやすいことが多いです。
あとは、前髪にふんわりした丸みを残したい方。縮毛矯正はまっすぐにする施術なので、狙い方を間違えるとぺたんと張り付いた印象になりやすいです。ここは後で詳しくお話ししますね。
「まっすぐすぎ」を避けるためのポイント
前髪の縮毛矯正でいちばん多い後悔が、まっすぐになりすぎたというものです。ぱつんと直線に落ちて、いかにも矯正しました、という見た目になってしまう。
これは薬剤の強さやアイロンの入れ方で、ある程度コントロールできます。根元は立ち上がりを残して、中間から自然に流れるように角度をつける。そういう調整をしてもらえるかどうかで、仕上がりの印象はかなり変わります。
なので、カウンセリングのときに「まっすぐにしたい」だけで終わらせず、こう伝えてみてください。
- うねりは取りたいけれど、自然な丸みは残したい
- 流したい方向はこっち側
- 前髪はいつもこう分けている
言葉より、普段の写真を見せてもらえるといちばん早いです。僕もお客様のスマホの写真を見せてもらいながら決めることが多いです。
もし今かかっている前髪の状態や、うちでできる範囲を相談したい方は、カウンセリングだけでも受け付けているので気軽に声をかけてくださいね。
持ちの目安と、その後の付き合い方
根元が伸びたあとの考え方は、縮毛矯正の持ちと長持ちさせるコツでも詳しく説明しています。前髪を自然に残したい方は、縮毛矯正でぺたんこに見せないための工夫も参考にしてください。
縮毛矯正をかけた部分は、基本的にそのままの状態が続きます。ただ髪は伸びるので、根元から新しいくせ毛が出てきます。
前髪は伸びるのが早く感じやすい場所なので、気になり始めるのは3〜4ヶ月くらいを目安に考える方が多い印象です。もちろん、くせの強さや髪の伸びる速さで個人差があります。
注意したいのは、かけた部分にもう一度重ねてかけないこと。同じところに繰り返し薬剤と熱を入れると、髪への負担が積み重なります。次にかけるときは、新しく伸びてきた根元だけにしてもらうのが基本です。担当の美容師さんに「前回どこまでかけたか」を伝えておくと、判断しやすくなりますよ。
日々のケアとしては、乾かす前に洗い流さないトリートメントを軽くなじませておくと、表面が整って手触りがまとまりやすくなります。あとは、濡れたまま寝ないこと。これは矯正の有無にかかわらず、前髪のクセが出る原因になりやすいです。
まとめ
前髪だけの縮毛矯正は、時間も料金も抑えやすくて、朝のストレスを減らしてくれる選択肢のひとつです。
ただし、全体のくせとのバランスや、まっすぐになりすぎない調整など、事前に伝えておきたいことがいくつかあります。仕上がりのイメージを共有できていれば、失敗はぐっと減ると思います。
毎朝の10分がしんどいと感じているなら、それは十分やってみる理由になります。逆に、今のくせも含めて気に入っている部分があるなら、無理にかける必要もありません。
自分の髪がどっちなのか迷ったら、まずは担当の美容師さんに「前髪だけって、どう思いますか」と聞いてみてくださいね。実際に触って見てもらうのが、いちばん確かです。