ストレート   /   サロンの実例から

ストレートパーマと縮毛矯正の違いと選び方を美容師が解説します

ストレート / サロンの実例から

「ストレートパーマと縮毛矯正って、何が違うんですか?」

僕は松本で「ニコリト」という美容室をやっているのですが、カウンセリングでこの質問を本当によくいただきます。名前が似ているうえに、メニュー表では並んで載っていることも多いので、迷ってしまいますよね。

結論から言うと、この2つは「得意なことがはっきり違う」メニューなんです。今日は現役の美容師として、違いと選び方をできるだけわかりやすくお話しします。

いちばん大きな違いは「クセを伸ばす力」

ストレートパーマは、薬剤の力で髪の形を整えるメニューです。もともとは「以前かけたパーマをゆるめて落とす」ための施術で、クセそのものをまっすぐに伸ばす力は、実はそこまで強くありません。

一方の縮毛矯正は、薬剤に加えて、高温のストレートアイロンで髪をプレスして形をつけ直します。この「熱で形を整える」工程があるぶん、うねりや縮れをまっすぐな状態に近づける力が強いんです。

ざっくり整理すると、こんなイメージです。

「クセを伸ばしたいなら、ストレートパーマでいいのかな」と思いますよね。しかし、クセ対応が本職なのは縮毛矯正のほうなんです。ここが一番の分かれ道です。

どっちを選べばいい?髪の状態別の目安

縮毛矯正の施術内容を具体的に知りたい方は、nicoritoの縮毛矯正の考え方も参考にしてください。仕上がりの自然さが気になる方は、自然に見せるための施術上の工夫もあわせてご覧ください。

僕がカウンセリングでよく使う目安をご紹介しますね。

このあたりに当てはまる方は、縮毛矯正が候補になります。

こういう方は、ストレートパーマで十分なことが多いです。

ただ、クセの強さや髪質は本当に人それぞれです。同じ「うねり」でも、乾燥で広がっているだけのケースもあって、その場合はカットやトリートメントで扱いやすい状態に整うこともあります。自己判断で決めきらず、美容師に髪を見てもらうのが近道ですよ。

持ち・時間・髪への負担の違い

縮毛矯正は、一度かけた部分は基本的にまっすぐの状態が続きます。ただし根元から新しく生えてくる髪は元のクセのままです。

そのため、伸びてきた部分だけをかけ直す「リタッチ」という施術を、半年〜1年に1回くらいの間隔でされる方が多いです。ここは個人差があります。

施術時間は3〜4時間が目安で、美容室のメニューの中でも長めです。

ストレートパーマのほうは、数ヶ月かけてゆるやかに元の状態へ戻っていく方が多い印象です。時間は1時間半〜2時間くらいが目安で、縮毛矯正より短く済みます。

髪への負担については、正直にお伝えすると、どちらも薬剤を使う以上ゼロではありません。特に縮毛矯正は熱も加わるので、髪の状態によっては「今日はかけないほうがいい」とお伝えする場合もあります。だからこそ、事前のカウンセリングが大事なんです。

お願いしたいのは「履歴を正直に伝えること」

縮毛矯正の仕上がりを左右するのは、実は薬剤選びです。そしてその判断材料になるのが、髪の「履歴」なんです。

ブリーチをしたことがある。市販のカラー剤で自分で染めている。去年、別のお店で矯正をかけた。こうした情報があるかないかで、使う薬剤の強さや進め方が変わります。思い出せる範囲でかまわないので、カウンセリングではぜひ正直に教えてください。

僕のお店でも、縮毛矯正やストレートのご相談は、まず髪の状態と履歴を見せていただいてから、かけられるかどうか・どちらのメニューが合うかをご提案しています。松本のあたりで迷っている方は、相談だけでも大丈夫ですよ。

まとめ

最後に、今日の内容をまとめますね。

名前は似ていても、中身はけっこう違う2つのメニューです。この記事が、ご自分の髪に合う選び方のヒントになればうれしいです。迷ったら、担当の美容師さんに髪を見せながら相談してみてくださいね。